【MLB】〝韓国のイチロー〟李政厚 フェンス激突で負傷離脱…母国報道「シーズンアウトかも」

李政厚(中)はフェンス激突後、チームドクターとともベンチへ下がった(ロイター=USA TODAY Sports)

〝韓国のイチロー〟と期待された米大リーグ・ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ=25)がアクシデントに見舞われた。12日(日本時間13日)のレッズ戦の初回、中堅守備でカンデラリオの飛球を追ってジャンプし、フェンスに激突。倒れこんで悶絶し、そのまま交代となった。左肩脱臼と発表され、13日(同14日)にMRI検査を受ける。

李政厚は8日(同9日)に左足に自打球を当て、この日に復帰したばかりだった。メルビン監督も「状態はよくない。検査をしてみなければ分からないが、よくないのは事実」と困惑するしかない。

韓国の2年連続首位打者は、鳴り物入りでジャイアンツにポスティング移籍。尊敬するイチロー氏の「51」を背負うが、ここまで打率2割6分2厘、2本塁打、8打点、2盗塁と苦戦している。

本領発揮できないままにアクシデントに襲われ、韓国メディアもその衝撃を大きく報じ「最悪の場合は手術が必要だ。シーズンアウトの事例もある」(OSEN)、「勝利にも笑えないSF、李政厚のケガで超大型悪材料を抱えた」(マイデイリー)、「初年後の試練が過酷すぎる」(スポーツ京郷)。MLB公式サイトでは「IL(負傷者リスト)入りするだろう」としている。

韓国勢ではパドレスの金河成(キム・ハソン)もドジャースのビューラーから死球を受けて交代しており、コリアンコンビには受難の日となった。

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