倉敷市 関西圏での販路開拓を支援 高梁川流域企業、テスト販売など

倉敷市役所

 倉敷市は高梁川流域地域の企業を対象に関西圏の販路開拓支援を行う。大阪市内に設けるアンテナショップの7月開業に合わせて企画。専門家によるセミナーやショップでのテスト販売を計画し、事業拡大に役立ててもらう。

 セミナーは16日午後2時、天満屋倉敷店(倉敷市阿知)で開催。ショップ運営を受託する小売店経営「コンタン」(東京)の鈴木正晴社長が講師を務め、関西圏の消費者ニーズやブランド価値を高める手法について話す。

 テスト販売は11~12月に3週間程度を想定し、今秋にも希望事業者を募集。終了後には関西圏の百貨店やセレクトショップを招いた商談会も開催する方針。

 高梁川流域連携中枢都市圏事業の一環で、倉敷市を含む流域7市3町の事業者が対象。鈴木社長が商品開発についてアドバイスする相談会も6月に検討している。

 市商工課は「大阪・関西万博で注目される関西圏で、多くの企業にビジネスチャンスをつかんでもらいたい」としている。

 問い合わせは業務委託先の岡山県産業振興財団(086―286―9677)。

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