高齢ドライバーの免許返納を促進「お試し自主返納」

高齢ドライバーの運転免許証の自主返納を促そうと県警では今、〝お試し〟自主返納の取り組みを行っています。

県警が今月7日から実施している65歳以上の高齢ドライバーを対象とした自動車運転免許証の「お試し自主返納」。実際に、免許証を返すのではなく、希望する1カ月間、「お試し自主返納証」なるものを携帯し、県内の店舗や電車運賃の割引などを受けながら、車を運転しない生活を体験するものです。

今年の免許更新を最後にしようと考える男性は「なるべく公共交通・バス・コミュニティバスいろいろな手段を探している。運転をしてはいけない人が多く運転をしていると思う。事故をしない、安全運転をしているという確信のない自信がどこから出てくるのか不思議。」と話しました。

県警によりますと、去年1年間に、県内で起きた交通事故2767件のうち、65歳以上の高齢ドライバーが起こした事故はおよそ2割を占め、その割合は前の年より増えています。一方で免許証の自主返納者数は減少していて、県警では、「車を運転しない生活を体験することから始めてほしい」としています。運転免許証の「お試し自主返納」の問い合わせ先は、077-522-1231(県警本部)となっています。

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