【ひろぎんHD】2023年度決算 増収増益 経常収益1860億円 純利益276億円

ひろぎんホールディングスは2023年度の決算について、銀行業の好調を背景に増収増益と発表しました。また、円安や物価高は、「しばらく続く」との見方を示しました。

■ひろぎんHD 部谷俊雄 社長

「(業績の)評価は80点くらい。本業部分は順調に推移したが残念ながら与信費用が想定以上に膨らんでしまった」

2023年4月から1年間のひろぎんホールディングスの業績は、売上高にあたる経常収益が1860億円、純利益は276億円で増収増益です。銀行が預金者などに支払う金利と企業などに貸し出す際に加える金利の差が拡大したことや、円安株高の影響による保有資産の増加が主な要因です。

一方、お金を貸した企業が物価高による業績の悪化で倒産する前にあらかじめ損失を計上しておく費用などは前の年に比べ144億円増加しました。また、部谷俊雄社長は、円安や物価高の状況について「しばらく続くとみている。賃金上昇が必要」と述べ、引き続き県内の中小企業への融資を強化していくとしています。

《2024年5月13日放送》

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