息子の入った部活は【体罰あり、水飲み禁止】で母、驚愕!『昔ながらの指導法』見過ごしていいの──?

体罰が行われていたのは昔の話…のはずですが、現代でも昭和スタイルを貫いている指導者がいるようです。筆者の知人Aさんの息子は、中学生になると野球部に入部。おじいちゃん先生が指導する野球部は、まるで昭和かと思うほどの時代錯誤な指導方法を行っていました。体罰あり、水飲み禁止の昭和スタイルに、Aさん親子はどう立ち向かっていくのでしょうか。

野球部に入部した息子

Aさんの息子Tくんは、中学生になりました。これまで特にスポーツをしてこなかったTくんですが、部活動見学をして楽しかったという理由で野球部に入部することに。

「息子がやりたいのなら…」

Aさんは入部届にハンコを捺しましたが、1つだけ不安がありました。それは野球部が厳しいらしいということ。体験は和やかな雰囲気なのですが、入部した途端に厳しい指導が始まるという噂を聞いていたのです。

予想以上! 昭和スタイルな指導方法

野球部を指導している先生は、高齢の男性。長年の指導実績があり、たくさんの人に慕われています。しかし、その指導方法は昔ながらのもので、Aさんの予想をはるかに超えていました。

ミスをしたりたるんだ態度を見せたりした部員がいれば頬を叩かれる体罰があり、練習中に水を飲むことも許されません。

まるで昭和の時代のような指導方法に、Aさんは驚くばかりでした。

このまま見過ごしていいの…?

体罰や水飲み禁止は明らかにおかしなことです。しかし、おじいちゃん先生に誰も指摘できる人はいません。

しかしAさんは、息子が安全に部活ができるようになるために黙ってはいられませんでした。そこでAさんは教育委員会に電話をし、こういう指導が行われていることを訴えます。

すると教育委員会からの指導が入ったらしく、おじいちゃん先生の体罰はなくなり、練習中に水も飲めるようになりました。これでAさんも安心してTくんを部活に行かせられます。

改善するもの、しないもの

その後、Tくんは3年間野球を頑張って、レギュラーとして活躍しました。おじいちゃん先生は体罰などの問題行動はなくなったものの、昭和スピリッツは失わず部員たちをビシバシ鍛えてくれたのです。

Aさんは密告をしたときこそ少し罪悪感があったものの、あのときに行動してよかったと思っています。昭和スタイルがすべて悪いというわけではありませんが、良くないとされるものは改善し、そうでないものは受け継いでいけるといいですよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶

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