きょう(5月13日)正午ごろ、熊本県の阿蘇市で遊覧用のヘリコプターが不時着して、3人が骨折をしました。
消防によりますと、不時着したヘリコプターは、阿蘇市の動物園『阿蘇カドリー・ドミニオン』の遊覧ヘリです。
正午ごろ、この動物園の関係者から「上空でエンジンが停止してヘリが不時着した」と119番通報がありました。
不時着した場所は、この動物園から東に約600メートル離れた高齢者施設の空き地です。
消防などによりますと、乗っていた3人のうち、パイロットの男性は胸の骨などを骨折し、2人の乗客のうち、女性は左足とろっ骨などを骨折。男性も、腰椎を折ったということです。
客の2人は中国からの観光客で、3人とも意識があり、会話もできているということです。
近所に住む人
「『バキバキバキ』や『ドーン』という音がして、約10分後に警察や消防が来た」
不時着した高齢者施設の関係者
「他の職員からは『バリバリ』という音が聞こえたと聞いた。
まさかヘリコプターが不時着するとは思わなかった」
このヘリコプターは、岡山県の航空会社が、阿蘇カドリー・ドミニオンの関連会社の委託を受けて運航しているということです。