メジャー日本人投手が示す「1.08」「2.43」「2.79」「2.64」 防御率No.1・今永ら「この先発陣でWBC」の声

今永昇太、菊池雄星、山本由伸、ダルビッシュ有(左上から時計回り)【写真:ロイター】

今永は両リーグ防御率トップ…4人が大活躍中

米大リーグでは今季、日本人先発投手の活躍が目立っている。カブスの今永昇太投手が5勝0敗、防御率1.08を記録しているほか、山本由伸投手、菊池雄星投手、ベテランのダルビッシュ有がそれぞれ好成績を残している。ファンからは「今永さんの成績がヤバすぎる」「この先発陣でWBC」と、早くも次回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に期待する声が集まっている。

ポスティングシステムを利用してカブス入りした今永は開幕から飛び出した。3、4月のナ・リーグ月間最優秀新人に選ばれるなど、ここまで5勝0敗、防御率に至ってはMLBトップの1.08の好成績。投球回数を上回る43個の三振を奪い、1イニングあたりに許した走者を示す「WHIP」も0.82だ。9日にMLB公式サイトが発表した先発投手のパワーランキングでは、ウィーラー(フィリーズ)、スクーバル(タイガース)、グラスノー(ドジャース)に続く4位にランクインした。

同じく今季からメジャー移籍した山本由伸投手(ドジャース)は、韓国でパドレス相手の初登板こそ1回5失点と崩れたものの、その後は安定した投球を披露。4勝1敗、防御率も2.79まで下げている。こちらも、先発パワーランキングで6位まで浮上してきた。

ベテランの堅実な働きも目立つ。ブルージェイズの菊池雄星投手は8試合に先発し2勝3敗ながら、防御率は2.64だ。5回を投げられずに降板したことは1度しかなく、イニングを消化する役割を堅実にこなす。

さらに8月には38歳を迎えるパドレスのダルビッシュ有投手は、12日(日本時間13日)のドジャース戦に先発し7回を2安打無失点、7奪三振の快投を披露。日米通算199勝目を挙げた。5回2死まで走者を1人も出さない完全投球だった。今季の成績は3勝1敗、防御率は2.43だ。

X(旧ツイッター)上のファンからは「今永さんの成績ヤバすぎる」と、メジャー1年目にして突き抜けた成績を残す左腕を称える声のほか「JAPANの投手陣の充実ぶりがすごい」「この先発陣でWBCに臨んだら」「次のWBCこれで」と、早くも次回WBCへの出場を望む声が並んでいる。さらに「今三冠王狙える位置にいて打者部門7つぐらいトップの人も来年は投げれるらしい」と、大谷翔平投手とのコラボに期待するファンも多そうだ。

THE ANSWER編集部

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