ロシア新国防相に起用のベロウソフ氏、兵士のケア改善を主張

[モスクワ 13日 ロイター] - ロシアのショイグ国防相の後任に指名されたアンドレイ・ベロウソフ氏は13日、人事承認手続きの一環で上院国防・安全保障委員会に出席し、住居・医療・福祉給付などの面で兵士のケアを改善する必要があると述べた。

ベロウソフ氏が議会委員会で発言するのは、プーチン大統領が12日に国防相の交替を提案して以降初めて。ベロウソフ氏の経済の専門家で副首相を務めていた。

国営メディアによると、同氏は兵士への福祉給付に官僚的な手続きが多過ぎると発言。住宅や医療にも問題があるとし「特別軍事作戦の参加者が休暇で戻り、民間の医療機関から混雑しているだけの病院に追いやられるのは厄介だ。この問題を解決する必要がある」と述べた。

軍での経験のない同氏が、兵士の不安に理解を示し、状況改善に取り組む姿勢をアピールしたとみられる。

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