紀陽銀外債損失処理などで当期増益、24年3月期決算発表/和歌山

和歌山市に本店のある紀陽銀行は今年(2024年)3月期の決算概要を発表しました。

グループ全体の連結ベースでは、前の期に、外国債権の処理を行ったことや、中小企業などの顧客向けの銀行業務が好調に推移し、与信コストの削減などもあり大幅な増益になりました。

紀陽銀行がきょう(13日)発表した今年(2024年)3月期の決算概要によりますと連結ベースの経常収益は847億円、経常利益が201億円、当期純利益は150億円でした。また、銀行単体の経常利益は183億円で、当期純利益は前の期より114億円多い139億円でした。

また貸出金残高は中小企業向けの貸付が増えたことで前の期末より2400億円多い、3兆8513億円で預金額の合計は前の期末より914億円多い、4兆7057億円でした。

来年(2025年)3月期のグループ全体の業績予想では当期純利益を145億円と見込んでいます。

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