複数の記事比べ読み解く力養う 岡山理科大で講義、本社が指導

新聞記事を読んでメディアリテラシーを学ぶ学生

 岡山理科大(岡山市北区理大町)で11日、新聞を活用してメディアリテラシー(情報を読み解き活用する力)を身に付ける講義が行われた。

 講義は4~7月に全15回開催。情報理工学科の3年生11人が受講中で、山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する部署が指導に当たっている。

 11日は同社の瀬尾由紀子読者局次長が講師。交流サイト(SNS)などは「フェイクニュース」と呼ばれるうその情報が少なくない現状に触れ「複数の内容を比べたりすることが大切」と説明した。

 学生は新型コロナウイルス禍とコロナ禍後の大学入学式を扱った記事を読み比べ、同じ題材でも状況によってニュースの伝え方が異なることを学んだ。

 受講した学生(20)は「信頼できるメディアを見極めて活用したい」と話した。

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