ユーロ2024優勝候補のイングランド代表を率いるサウスゲート監督「期待と実力は近いところにある」 前回大会のリベンジを誓う

写真:多くの期待を感じているサウスゲート監督©Getty Images

イングランド代表のガレス・サウスゲート監督が、マンチェスター・ユナイテッドの監督就任の可能性を否定し、6月から開幕するUEFA EURO 2024についてコメントを残した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

2016年からイングランド代表の指揮を執るサウスゲート監督は、「イングランドのために大会を成功させなければならない」と語り、1966年のワールドカップ優勝以来の主要タイトル獲得を目指している。

マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は、チームの成績が低迷していることから立場が危ぶまれており、去就が不透明となっている。サウスゲート監督が次期監督候補なのではと推察されていたが、その可能性を一蹴している。

「監督については常に憶測が飛び交うものだ。何試合か負ければ苦難に直面するが、もし勝てば別の議論がされるものだ。私にとって(EURO 2024)は素晴らしい機会となるし、大会を楽しみにしている。前回大会よりもさらなるステップを踏めるように集中している」

今大会のEURO 2024の登録メンバーは最大26人と定められている。イングランド代表は数多くのタレントを抱えており、フィル・フォーデン、ブカヨ・サカ、ジュード・べリンガム、コール・パーマーら魅力的な選手をどのような起用をするのか注目を集めている。

サウスゲート監督は「全員を先発させることはできない」と語りながらも、幅広い選択肢が持てることに心強く思っているようで、このように語っている。

「これはいい問題だ。選択肢が無く、誰を起用するか頭を悩ませるより、才能がある選手を調子に基づいて判断する方がましだ。どんな監督も同じことを言うと思うよ」

今大会のイングランド代表は、フランスや開催国のドイツと並び、優勝候補の一つとして大会に臨む。大きな期待が寄せられていることに対して「これまでの歴史的に見ても、おそらく(サポーターの)期待と実力は近いところにある」と語り、自信を覗かせている。

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