【ビーチバレー】ジャパンツアー2024が開幕!昨季年間王者の石島雄介が庄司憲右との新ペアでV発進

◆女子は昨季年間女王の坂本美優/沢目繭組が優勝

『ジャパンビーチバレーボールツアー2024 第1戦平塚大会 荒井商事杯」最終日が5月12日(日)、神奈川県平塚市・湘南ベルマーレひらつかビーチパークで開催された。

男子決勝戦は、石島雄介(トヨタ自動車)/庄司憲右(ハウスコム)組と立谷純太郎/石川瀬那(国際基督教大学)組のベテラン・若手対決となった。

石川/立谷組は準決勝でベテラン倉坂正人/白鳥勝浩(カブト)組をフルセットの末破り、初の決勝に挑んだ。しかし、決勝戦は東京オリンピック代表を経験した石島、国内でもトップクラスのレシーバー・庄司という厚い壁が若手の前に立ちはだかった。石島/庄司組が石川/立谷組に対し、2-0(21-14,21-17)とストレート勝利を収め、開幕戦を飾った。

昨季、髙橋巧(ANAあきんど)とのペアでジャパンツアー6勝し、年間王者を獲得した石島。今年は7年ぶりに庄司とペアを結成し、国際大会にも積極的に出場している。昨季は一度もジャパンツアーで優勝できなかった庄司は「どのチームも僕たちを倒しにきている、という中、久々に優勝を手にすることができた。年間王者と組む以上、やっぱりプレッシャーはあるが、石島さんと肩を並べられるよう早く追いついていいチームを作っていきたい」と胸をなで下ろした。

石島は「苦しいときも、パートナーががんばってくれた。自分たちの武器であるサーブで崩してブロックで仕留めるというところを、言葉とイメージで共有しながら次は何ができるのか追求していきたい。どんどんアップデートできるようになれば、あと9戦あるなかでもっと楽しいチームになっていくと思う」と先を見据えていた。

女子決勝戦は、柴麻美(帝国データバンク)/丸山紗希(マーチオークシー)組と坂本美優(キュービックスポット)/沢目繭(ミライバイオサイエンス)組の対決となった。昨季、年間王者だった坂本/沢目組が、柴/丸山組を2-0(21-12,21-17)で制し、今シーズン初勝利を飾った。

好レシーブから何度も試合の流れを引き寄せていた坂本は、「試合前はすごく緊張していたけれど、練習してきたことをいいカタチで出せた。たくさんの方々の前で優勝できてうれしい」と顔をほころばせた。

坂本/沢目組は昨季も開幕女王に輝いたが、第2戦以降はコンスタントに表彰台に上がっていたものの、一度も優勝は掴めなかった。「沢目は第2戦以降、いい成績が残せなかったので、今年こそはもっと優勝したい」とリベンジを誓っていた。

ジャパンツアー次戦は「第2戦 都城大会 第25回ビーチバレー霧島酒造オープン」。5月31日(金)から6月2日(日)、宮崎県都城市霧島ファクトリーガーデンで開催される。

記事提供●ビーチバレースタイル(bvstyle.net)
提供元サイト:bvstyle.net

© 日本スポーツ企画出版社