給湯器「点検商法」に注意  市や協会などを語った手口も 小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町

LPガス協会小田原支部の猪瀬支部長(右)と広報の田村英康さん

ガス給湯器の「点検商法」に関する相談が小田原市内で増えている。電話や訪問で点検を持ちかけ、「故障の恐れがある」と不安をあおり交換を迫る。小田原市消費生活センターや(公社)神奈川県LPガス協会小田原支部などが注意を呼び掛けている。

4月に入り、「市役所からの依頼で給湯器の点検を行っています」など市を語った手口で同センターに5〜6件相談があったほか、同協会の加盟店にも協会やメーカーを名乗る報告が相次いでいるという。実際に給湯器と工事費で40万円以上を請求された事例もあり、猪瀬慎一支部長は「給湯器だけを点検することはない。まず契約しているガス会社などに相談を」と話している。

給湯器の点検商法に関する相談は、小田原市消費生活センター【電話】0465・33・1777、神奈川県LPガスお客様相談所【電話】0120・244・566。

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