「ほんとに代役?」竜星涼、『光る君へ』で見せた“怪演”に評価急上昇…“トンチキドラマ”出演の“黒歴史”も

大河ドラマでの怪演が酷評された朝ドラの負のイメージを払拭した竜星涼

NHK大河ドラマ『光る君へ』の第19話「放たれた矢」が、5月12日に放送された。

藤原道長(柄本佑)は天皇から右大臣に任命され、公卿の頂点に立つ。まひろ(吉高由里子)は、ききょう(ファーストサマーウイカ)のはからいにより、定子(高畑充希)と面会する。そんななか、道長との対立を深める伊周(これちか・三浦翔平)の弟・隆家(竜星涼)が放った1本の矢が、大事件へと発展――というストーリーが描かれた。

この回では、本郷奏多(かなた)演じる花山院の再登場が注目を集めたが、それとともに、隆家役の竜星涼の怪演ぶりも話題となっている。SNSでは

《隆家役の竜星涼さん、ほんとに代役なのかしらってくらい隆家というキャラクターにハマってるんですけど???????》

《竜星涼さんの藤原隆家のハマりっぷりが見事!元々の配役のよう 感情走る系トラブルメーカーやらせたら今日本一なのでは?》

などの声が多数、みられる。

「隆家役は、もともと永山絢斗(けんと)さんがキャスティングされていました。しかし2023年6月、大麻取締役法違反の容疑で逮捕されたことで、代役として、大河初出演となる竜星涼さんに白羽の矢が立ったわけです。

スーパー戦隊シリーズに出演し名を挙げた竜星さんですが、広くお茶の間に認知されたのは、2022年のNHK朝ドラ『ちむどんどん』でしょう。『ちむどんどん』といえば、脚本が酷評され、いまや“伝説的トンチキドラマ”と言われるほど。出演者にとって“黒歴史”とさえ言われることさえあります。

朝ドラでは竜星さんは、トラブルメーカーながらどことなく憎めない、ヒロインの兄を演じたのですが、『光る君へ』でもやはり問題児的な役柄。道長と敵対する“敵役”をいきいきと演じていて、これがなんともハマっています。

ドラマによって180度違う評価なのは、何とも皮肉なものです」(テレビウオッチャー)

SNSにはほかにも

《隆家役なんだけど、結果論かもしれんが竜星涼で良かったと思う。永山絢斗だと「へへっ、アニキちょっと脅かしてやろうぜ!」っていう馬鹿っぽさが出なかった気がする》

《こうしてみると隆家は永山絢斗より竜星涼で正解だったかも》

《川口春奈さんにしろ竜星涼くんにしろ、大河の代役はむしろこっちで正解だったんじゃね?ってレベルの好演だよね》

などの意見が。

竜星演じる隆家の放った矢は、一族の中関白家の排斥という政変「長徳の変」にまで発展する。次回では、その「長徳の変」が描かれる。

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