自らの預金口座情報を他人に譲渡した疑い、新潟上越市の男を逮捕 口座は他県の詐欺事件で使用されたか

 新潟県警上越署は5月13日、自分の預金口座情報を他人に譲り渡したとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで上越市の無職の男(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月22日、現金5万円以上を受け取る約束で、自分名義の二つの預金口座に関するインターネットバンキングの暗証番号などをスマートフォンで何者かに伝え、口座情報を譲り渡した疑い。

 上越署によると、口座は他県で発生した詐欺事件に使用されていたとみられる。2月下旬に譲り渡した二つの口座が凍結されていることに気づいた容疑者が上越署に自首し、発覚した。容疑者は容疑を認めている。

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