韓国外相が6年半ぶりに訪中、韓国各界に中韓関係改善を求める声―中国メディア

韓国の外相が約6年半ぶりに中国の北京を訪問することについて、中国メディアの環球時報は13日、SNSのウェイボーに、韓国各界から中韓関係改善を求める声が上がっているとする記事を投稿した。写真はソウル。

韓国の外相が約6年半ぶりに中国の北京を訪問することについて、中国メディアの環球時報は13日、SNSの微博(ウェイボー)に、韓国各界から中韓関係改善を求める声が上がっているとする記事を投稿した。

記事はまず、韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長が、王毅(ワン・イー)中国共産党中央政治局委員、外交部長の招きに応じて、13日から2日間の日程で中国を訪問すること、韓国メディアによると、韓国外相の北京訪問は2017年11月以来、約6年半ぶりとなることを伝えた。

そして、趙氏が13日に王氏と会談し、両国関係発展の方向性やサプライチェーン協力などについて中国側と意見交換することを伝えた。

記事は「韓国の各界やメディアは、政府に対し、中国との関係にできるだけ早く対処するよう呼び掛けている」とし、韓国メディアのハンギョレが「韓国は米国や日本と歩調を合わせたが、受けた扱いは理想的ではなかった。それに対し、中国は欧州の国やオーストラリアなど米国の盟友との関係を改善しつつある」とし、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権がバランスを見いだせることを望む」と論じたことなどを紹介した。

これについて、ウェイボー利用者からは「中国と韓国はそれぞれ利益が異なるのだから、関係改善は現時的ではない。(趙氏の訪中は)定例的なものとしか言いようがない」「永遠の敵など存在しない。あるのは共通の利益だけだ」「中日韓が少し友好的になると米国は自分の立場を安定させるため必ず干渉してくる」「中国文化をパクるのに対処するのが先だ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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