【新日本】初白星デスペラード 藤田晃生の奮闘を称賛「カバン持ちかと思ったら、ちゃんとできるじゃねえか」

場外で藤田晃生(手前)にマフラーホールドを決めるエル・デスペラード

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」13日後楽園大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードが藤田晃生(21)を下し、初勝利をあげた。

今大会こそ悲願の初優勝を狙うデスペラードだが、開幕戦(11日、千葉)ではティタンに敗れ黒星発進。連敗は避けたいこの日の公式戦では、史上最年少優勝を狙うホープ・藤田と激突した。

ヌメロ・ドスを切り返されたデスペラードは、何とザック・セイバーJr.の得意技クラーキーキャットに捕獲される。これは何とかロープに逃れたが、ジャーマンスープレックスで追撃を許し、Abandon Hopeを狙われた。

それでもこれを回避すると、強烈なエルボーで逆転。ピンチェ・ロコは脇固めで切り返されるが、さらに体勢を入れ替えてマフラーホールドへ。最後はそのままヌメロ・ドスに移行し、食い下がる藤田からギブアップを奪ってみせた。

試合後のバックステージでは「藤田、カバン持ちかと思ったら、ちゃんとできるじゃねえか。さすがBOSJちゃんとエントリーされてるだけあるぜ」と対戦相手を称える一幕も。「公式戦1個1個大事に戦っていくぜ。次は? 誰だっけ? BUSHIか。毎年やってるな。ヒロムとBUSHIとか同じ」と早くも3戦目(15日、新潟)へ腕をぶしていた。

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