大津綾香氏 NHKに苦言「生き延びようとしているが、本当に必要とされているのか」

みんなでつくる党の大津綾香氏

破産手続き中のみんなでつくる党が13日、ユーチューブチャンネルを更新し、NHK受信料問題を取り上げた。

同党は今年1月になって、「NHK問題専門委員会」の設置を表明し、NHK問題に取り組むとしていた。

この日は「公共放送と受信料制度」をテーマに今年3月まで早稲田大学社会科学部教授だった有馬哲夫氏をゲストに招き、大津綾香党首とのズームでの対談形式で、NHKの歴史や受信料が発生した経緯などのレクチャーを受けた。

大津氏は冒頭、NHKにネット配信を必須業務とする放送法の改正案が衆院を通過したことを受け、「将来は携帯電話やパソコンを持っているだけで、NHKに受信料を支払わなければならなくなるとの不安の声が聞こえるようになった。みんつく党はNHK問題の解決を政策の柱に掲げるシングルイシューの政党として誕生して以来、さまざまな名称変更を繰り返しながらも一貫して、NHKの受信料問題に取り組んできた政党」とキッパリ。NHK問題に取り組む趣旨を説明した。

有馬氏からのレクと参加者からの質疑応答で、理解を深めた大津氏は「(NHKが)とにかく生き延びようとしているのは組織としては理解はできるけれど、本当に必要とされているのか。若い人はもうユーチューブやネットフリックスを見たりして、テレビを見ていない。人も削らない、生き延びようとして、法改正をたくらんでいるならちょっとそこは問題で注意喚起していかないと」と私見を述べた。

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