中国で売春グループ摘発、最年少の女性は14歳―香港メディア

中国・浙江省でこのほど、インターネットを利用した大規模な売春グループが摘発された。

中国・浙江省でこのほど、インターネットを利用した大規模な売春グループが摘発された。香港メディアの香港01が13日付で報じた。

報道によると、同省紹興市嵊州市の警察当局は昨年11月、サイバーパトロールにより、メッセンジャーアプリを通じて匿名で客を募集している人物らを発見。捜査したところ、同グループは2022年ごろから周辺の市などへ活動範囲を拡大し、「売春チェーン」を形成していたという。

グループのメンバーのほとんどは貴州省黔西南プイ族ミャオ族自治州興仁市の出身。メッセンジャーアプリで客を募り、メンバーが都度1~2人の女性を連れて行く形で、浙江省の杭州市や紹興市、金華市などで1回500~800元(1万~1万7000円)で売春を行わせていた。違法に稼いだ金額は1200万元(約2億6000万円)余りに上るという。

警察当局は昨年11月から今年3月にかけて200人余りを動員して一斉検挙を実施。グループの55人、売春を行った女ら41人、客ら216人、計312人を拘束し、車両11台、携帯電話100台余りを押収した。

警察によると、拘束された41人の女のうち7人は未成年で、最年少は14歳だったという。(翻訳・編集/北田)

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