【中国】4月の中古車取引15%増、2カ月連続プラス[車両]

自動車販売店などが加盟する業界団体の中国自動車流通協会(CADA)によると、中国の2024年4月の中古車取引台数は前年同月比14.7%増の167万9,000台だった。清明節連休(4月4~6日)前の需要拡大やディーラーの販促活動が販売を押し上げ、2カ月連続のプラスとなった。前月比は1.8%減。

車種別の取引台数は、セダンが前年同月比12.6%増の97万5,600台、スポーツタイプ多目的車(SUV)が18.9%増の22万3,400台、多目的車(MPV)が17.2%増の10万5,000台だった。商用車はトラックが12.2%増の13万7,400台、バスが6.2%増の9万3,900台。

前月と比べると、セダンは2.3%減、SUVは1.5%減、MPVは4.5%減。トラックは2.9%増で、バスは4.3%減った。

4月の取引額は前年同月比22.9%増の1,110億9,900万元(約2兆4,000億円)だった。前月比は5.9%減少した。

1~4月の中古車取引台数は前年同期比9.4%増の627万9,300台で、取引額は17.7%増の4,250億6,100万元。

CADAは5月の中古車市場について、買い替えを促す政策の投入や各地の新車販促イベントの開催に伴う中古車市場の活性化などを好材料に挙げた。

CADAは「新エネルギー車(NEV)」の中古車取引が活発化していることにも触れ、NEVの3月の中古車取引は前年同月から63%増の9万台以上だったと説明した。

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