チャールズ国王が、息子ヘンリー王子が先週イギリスに戻ってきた際、王室の邸宅を滞在先として提案していたという。現在、妻のメーガン妃と子供2人と共にカリフォルニアに住むヘンリー王子、負傷した軍人や退役軍人の国際スポーツ大会インヴィクタス・ゲームの10周年記念に合わせロンドンを訪問していたものの、チャールズ国王とは会わずじまいとなっていた。
今回チャールズ国王の友人らがサンデー・タイムズ紙に明かしたところによると、ヘンリー王子は英王室の所有する邸宅に滞在したい意向を父である国王に伝え、国王もそれに了承していたそうだ。しかし王子は結局3泊をロンドンのホテルで過ごすこととなっていた。
ちなみにチャールズ国王の友人らはヘンリー王子がセント・ポール大聖堂で行われたインヴィクタス感謝礼拝に国王を招待せず会おうとしなかったと主張、一方ヘンリー王子に近しい人々は、王子はロンドンに向かう随分前に国王と会いたい旨を伝えていたと反論、王子はロンドンでの警備の依頼を国王と内務省に28日以上前にする必要があったと指摘している。
ある関係者は同紙にこう話している。「非常に悲しい事です。このような全ての訪問がマスコミに取り囲まれるでしょうし、国王がヘンリー王子と会うことについて慎重なのは無理もありません。国王は病弱でありますが、もちろん（2月に）息子と会うことに同意していました。突然の依頼にも関わらずです」「今回のインヴィクタスのための訪問が発表された際、国王はレッドカーペットを敷いて迎えるつもりはありませんでしたし、医師から治療と回復に専念するよう忠告されてました。国王が予定を空けるのを拒否したという言い分はどうかと。人によって記憶が異なること再びかもしれません」
一方でヘンリー王子の友人はこう話していた。「ヘンリー王子からチャールズ国王への依頼が見落とされるなど想像できません。彼らが依頼を受け取らなかったとしても、私はそうは信じられませんが、国王が息子と会おうと思わないことが可能でしょうか？王子が来ることは広く知られていたはずです」
ヘンリー王子の広報は、現在もがん治療を受けているチャールズ国王は多忙すぎて息子と会えないとしてこう声明を発表していた。「王子が今週イギリスにいる際に父親と会うかどうかという質問や憶測への返信をいたします。残念ですが、国王は全ての予定が埋まっており、不可能となっています」「もちろん王子は父親の公務の予定やほかの優先事項について理解していますし、近々会えることを願っています」
