おいしく楽しむために!知っておきたい「お寿司屋さん」でのマナー5つ

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:カウンターで「お寿司」をいただくときのマナー

職人の目の前でお寿司をいただく、カウンターのある高級な寿司店。

「ひとくちで食べていいのかな?」「お箸を使ってもいいのかしら」など、食べ方に迷いがち…ですよね。そのぶん、少し緊張してしまったり、苦手意識をもったりしている方も多いかもしれません。

急にお寿司屋さんに行くことになっても自信を持って楽しめるよう、今回は、お寿司のマナーについて一緒に確認しておきましょう!

【1】ネタがいろいろ…注文すべき順番はある?

お寿司の場合、一般的には味の淡いものから濃いものへ(例えば、はじめは白身の魚で、中トロなど濃厚な魚は後半で)などと言われています。

けれど、実際は「好きなものを好きな順でいただいて大丈夫ですよ」というお店が多いようです。

不安な場合は、お店の方におすすめをきいてみたり、任せてみたりしてもよいですね。

【2】手とお箸、どちらで食べるのが正解?

よく聞かれるこの質問。正解は「どちらでも良い」のですが、基本的ににぎり寿司は「手で食べるもの」とされています。

タレが塗られているものは箸を使ったり、一緒にいる方の食べ方に合わせたり、上手に使い分けができるといいですね。

それよりも大切なことは、寿司は鮮度が命なので、出されたらすぐにいただくこと!です。

また、ネタとシャリを別々に食べるのではなく、一緒に食べましょう。

【3】醤油の付け方

握りの場合

寿司を横に寝かせ、ネタの先端に少しだけつけます。

シャリに醤油をつけると、崩れやすくなるだけでなく、醤油の小皿に米粒が残ってしまうと見た目にも美しくありませんね。

軍艦の場合

いくらなど軍艦の場合は、横にするとネタが落ちてしまいます。軍艦には、ガリ(生姜)を上手に使うのがポイントです。添えられているガリに醤油をつけて、ネタの上に少したらしましょう。

※もちろん、ガリは箸を使ってくださいね

いずれにしても、素材の味を楽しめるよう、醤油のつけすぎには注意しましょう。

わさびが別添えの場合は?

わさびは醤油に溶かさずに、ネタに少量を直接のせます。

【4】にぎりのきれいな食べ方が知りたい!

にぎり寿司をいただく時は、できるだけ一口で食べるようにしましょう。

これは、シャリが崩れたり、鮮度が落ちるのを防ぐため。もし一口で食べきれない場合は、お皿に戻さずに、手または箸で持ったまま、残りを食べましょう。

なお。以前、食事マナーの記事(その「手皿」ちょっと待って!気をつけたい食事マナー)でお伝えしましたが、手を添えて食べる「手皿」は、基本的にはNGです!醤油皿を持ち上げる、または、少し前かがみになるようにしていただきましょう。

【5】お寿司屋さんならではの「言葉」も知っておこう

おあいそ

「おあいそ」は、お店の方がお会計の時に「愛想がなくて申し訳ございません」と言いながら勘定書を渡していたことに由来しています。ですので、これはお店側が使う言葉です。

お会計をお願いするときは「お勘定をお願いします」といった表現を使いましょう。

あがり

「お茶」を意味する「あがり」ですが、こちらも実は、お店側が使う言葉です。

元々は、寿司職人が仲居さんに「お客様にシメのお茶をお出ししてください」と指示するための隠語として使われていたそうですよ。

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古くから日本人に親しまれているお寿司。お店や食材に敬意と心遣いを表し、楽しくおいしくいただけるといいですね!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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