トルコ・ギリシャ首脳が会談、ハマス巡る見解は不一致

[アンカラ/アテネ 13日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は13日、首都アンカラでギリシャのミツォタキス首相と会談し、両国間に「解決できない問題はない」と述べた。ただ、イスラム組織ハマスを巡る見解は一致しなかった。

トルコとギリシャは海上境界線や東地中海のエネルギー資源などを巡り対立。ただ昨年、両首脳が再選されて以降は関係改善に動いている。

エルドアン氏は「見解の相違にもかかわらず、われわれは対話の窓口を維持し、前向きな議題に焦点を当てている」と発言。ミツォタキス氏は、ここ数カ月にわたり頻繁に会談の場を持ったことで、相互理解のアプローチを確立できると証明したと述べた。

ただ、ハマスについては、エルドアン大統領は「抵抗運動」との見解を改めて示した上で、ギリシャのほか、多くの西側諸国がハマスを「テロ組織」と見なしていることに遺憾を表明。これに対しミツォタキス首相は「見解の相違があることを受け入れたい」と述べた。

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