●ライブ楽しむ
能登半島地震で海岸線が隆起した輪島市門前町黒島町で12日、「海の輪じま ビーチクリーン&レクリエーション」が行われた。黒島地区の活力につなげる目的で実施され、県内外から集まった約150人が海岸清掃に汗を流し、ワークショップやライブステージを楽しんだ。
イベントは被災地でボランティア活動に取り組む危機管理教育研究所(東京)が企画。海岸愛護運動「クリーン・ビーチいしかわ」(北國新聞社特別協賛)の一環で、同運動の実行委が被災地応援活動の第1弾として後援した。
黒島漁港は地震で海底が最大で約4メートル隆起し、漁船は出航できない。日本地理学会の調査では、黒島町付近の海岸線で最大約240メートル、沖合方向に前進したことが確認されている。
参加者は、地震前は海底だった海岸線で空き缶やペットボトルなどを拾った。海洋プラスチックごみを使ったキーホルダー作りや、タレント清水国明さんによるステージも行われた。