最低賃金とは? 都会と地方ではどれくらい違う?
最低賃金とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、雇用する側は最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。最低賃金は都道府県ごとに異なり、毎年10月に見直しや改定が行われます。
厚生労働省の「令和5年度地域別最低賃金改定状況」によると、最低賃金が最も高いのは東京都で1113円、最も安いのは岩手県の893円となっており、金額にして220円、約2割の差があります。
最低賃金は継続して毎年引き上げられており、令和5年度の全国加重平均は前年度から43円(約4.5%)アップの1004円となりました。しかし1000円超えは都市部の8都府県のみにとどまっています。「948円」は都市部と比べると確かに安めですが、全国的に見ると極端に安いわけではないようです。