長岡京市少年少女発明クラブの本年度の開講式が11日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれた。一年を通じて活動する市内の小学4~6年の児童たちがクラブ員の証となるバッジを受け取り、楽しいものづくりへの期待を膨らませた。
同クラブは1990年から市教育センターで行われた発明工夫教室を前身とし、92年に京都発明協会の支援を受けて設立。協会加盟する府内唯一の少年少女発明クラブで、本年度は22人が活動する。
開講式では木林昌男会長(70)が児童や保護者を前に「1年間、楽しくやりたいと思います。保護者の方も興味や関心を持ち、子どもたちを温かく見守ってください」とあいさつ。市の西村文則教育長は「いっぱい見て、触って、感じて、考えてください」と語りかけた。児童一人一人にバッジが手渡され、代表して長岡第三小6年の女子児童(11)が「チャレンジし、すてきな作品を作れるよう頑張ります」と誓いの言葉を述べた。
クラブ員たちは、LEDを使った工作も体験。会場には昨年度までのクラブ員による作品も展示され、興味深そうに見入っていた。今後は基本的な工作技術を学びながら木工工作と電気工作に取り組み、来年2月に活動発表展と閉講式を行う予定。