幸楽苑HD、2期ぶり黒字 メニューの見直しや不採算店舗撤退

 幸楽苑ホールディングス(HD、郡山市)が13日発表した2024年3月期連結決算は、純損益が9400万円の黒字(前期は28億5800万円の赤字)となり、2期ぶりに黒字を計上した。

 売上高は268億円(前期比5.3%増)、経常損益は1億600万円の赤字(前期は15億2800万円の赤字)だった。メニューの見直しや一部商品の値下げなどで売り上げを伸ばした一方、広告宣伝や不採算店舗の見直しなどを進め、原材料費の高騰など店舗運営コストが上がる中でも利益を確保した。不採算店舗の撤退などを進めた結果、3月末の店舗数は前期より42店少ない389店となった。期末配当は前期に続いて無配とした。

 25年3月期の連結業績は、売上高260億円、経常利益4億5千万円、純利益2億5千万円を見込んでいる。

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