栃木SC 田中監督、柳下ヘッドコーチ両氏解任へ

キャンプで選手に指示を送る田中監督

 サッカーJ2栃木SCが成績不振を理由に田中誠(たなかまこと)監督(48)と柳下正明(やなぎしたまさあき)ヘッドコーチ(64)の両氏を解任する方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。19日のホーム仙台戦は後任監督が指揮を執る。

 クラブがシーズン途中で監督を交代させるのは、阪倉裕二(さかくらゆうじ)氏から倉田安治(くらたやすはる)氏に代わった2015年以来。

 元日本代表DFの田中氏は栃木SCで初めてJリーグの監督を務め、昨季までJ2金沢(現J3)を率いた柳下氏とともに昨年12月に就任。昨季19位に低迷したチームの再建を託されたが、今季は開幕節の岡山戦で敗れると、第15節の徳島戦で2018年以来6季ぶりの5連敗。3勝3分け9敗の19位に沈み、11得点はリーグワースト2位タイで31失点はリーグ最多。

 今季は23試合が残り、クラブは体制一新で後半戦に向けての立て直しを決断したとみられる。

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