「組織力が緩んでしまった」闘将クロップ、“遠藤交代後”の2失点に言及。まさかのドローでも「イライラはしない」と満足げな理由は?

現地時間5月13日に開催されたプレミアリーグの第37節で、遠藤航が所属するリバプールはアストン・ビラと敵地で対戦。3-3の手痛いドローに終わった。

開始1分にオウンゴールで先制したリバプールは、12分に追いつかれたものの、23分にコディ・ガクポ、48分にジャレル・クアンサーがネットを揺らし、3-1とリードする。

しかし、76分に4枚替えで遠藤らを下げると、85分、88分と立て続けに2失点。逃げきりに失敗している。

【動画】遠藤の4人ぶち抜きのスルーパス
ただ、ユルゲン・クロップ監督に不満はないようだ。リバプールの公式サイトによれば、試合後の会見で「イライラすることはない。そうすべきかもしれないが、私はそうしない。とても満足している」とコメント。その理由をこう述べている。

「今日、我々が直面した課題は、人間性と態度を示さなければならないことだった。そして選手たちはセンセーショナルな人間性と態度を示した。それがとても気に入ったんだ」

終盤に2点差を追いつかれた点には、「3-1まで素晴らしかった。それから我々は少し疲れていて、組織力が少し緩んでしまった。そして彼ら(ビラ)はあまりにも多くのものを生み出した」と見解を述べている。

退任を発表しているこの闘将がリバプールで指揮を振るうのも、あと1試合となった。最終節、ホームでのウォルバーハンプトン戦で有終の美を飾れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社