DCに合わせ充実「佐伯港街バル」18日開催 飲食店増やし米国のジャズ奏者招く【大分県】

来場を呼びかける実行委の山本祐之介さん(左)と広瀬克樹さん=佐伯市葛港の佐伯魚市場がある埠頭
大勢の人でにぎわった昨秋の佐伯港街バル

 【佐伯】ジャズの生演奏を聞きながら、飲食が楽しめる「佐伯港街バル」が18日午後4時から、佐伯市葛港の佐伯魚市場のある埠頭(ふとう)で催される。昨秋に続く2度目の開催で、大型誘客企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」用に、よりパワーアップ。夜の港が再びにぎわいそうだ。

 「港で楽しめる新たなイベントを」と市民有志らで組織した実行委員会が中心となって企画した。南欧のバルのように気軽に立ち寄って酒や食事ができる交流の場というイメージで、市などと昨年11月に取り組んだところ、市内外から訪れた大勢の人でにぎわい、好評を博した。

 春のバルは実行委と観光まちづくり佐伯との共催で「より多くの人に楽しんでもらおう」と改善に取り組んだ。前回の反省から埠頭の先端部分にステージ、木製のテーブルとイスの客席を配置するなど会場レイアウトを変更。ジャズバンドも米国で活動中の奏者らのグループ1組を招き、県内の3組と生演奏する。

 飲食ブースは店舗数を増やして充実させた。ワイン、地元の日本酒、クラフトビールなどの飲み物を扱う10店と、パエリア、カキなどの海鮮焼き、ジビエ料理などの9店が並ぶ予定。ピザ、スイーツ、軽食が楽しめるフードトラックブース(17台)、たき火ブースでは焼いたマシュマロをクッキーなどで挟むスモアの提供も。

 実行委の広瀬克樹さん(31)=マツオカ、山本祐之介さん(31)=サンテツ=は「ジャズ、バル料理、ワインといったコンセプトを重視し、丁寧に手がけたイベント。地域活性化、大分の盛り上げにつながれば。ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけた。

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