ウクライナ東部ハリコフ州に増援 大統領、北部も警戒強化

13日、ウクライナ東部ハリコフ州で、ロシア軍の攻撃から避難した住民(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、ロシア軍が地上侵攻したウクライナ東部ハリコフ州の部隊に増援を送ったと明らかにした。北部チェルニヒウ州などでも警戒を強化し「ロシアによる戦争拡大の企てを阻止する」と訴えた。

 ハリコフ州では13日、民間企業がミサイル攻撃を受けた。ウクライナ検察当局によると、従業員1人が死亡し、4人が負傷した。ハリコフ州のほか、北東部スムイ州でも国境周辺の住民が避難を始めている。

 地元メディアによると、ウクライナ軍は13日、ロシアが支配するクリミア半島のロシア空軍基地をミサイルで攻撃し、部隊の司令官らを殺害した。

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