韓国与党議員「民主党はLINEヤフー問題で “反日扇動”」…「第2の竹槍歌になってはならない」

韓国与党“国民の力”のユン・サンヒョン(尹相現)議員は13日、最大野党“共に民主党”(民主党)がLINEヤフー問題に関して日本政府を非難していることに対し「LINEヤフー問題が、第2の竹槍歌(19世紀末、日本に対抗するための民衆歌謡)となってはならない」と指摘した。

ユン議員はこの日午前、国会で記者会見を開き「野党の代表たちは、LINEヤフー問題を反日扇動の材料にして刺激的な言動を続けている」と語った。

ユン議員は「野党の代表なら、刺激的な反日メッセージのかわりに『韓日両国が、相互理解と尊重・互恵的立場でこの問題を合理的に解決していくよう、両政府が協力すべきだ』『与野党がLINEヤフー問題解決のため、党を超えて協力しよう』と発信することが穏当な言動だ」と語った。

つづけて「ムン・ジェイン(文在寅)政権当時に悪化の一路をたどった韓日関係を、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の決断により大反転の改善を成し、両国は未来志向的な協力関係へと進んでいる過程にある」とし「LINEヤフー問題にかこつけて反日感情を刺激し、これまでの努力が水の泡になるようにしてはならない」と語った。

また「野党に求める。LINEヤフー問題にかこつけて反日攻勢に乗り出すのは、国益に反することだ」とし「大韓民国の国益守護のために必要なのは『竹槍歌』ではなく、『超党的な協力』だ」と強調した。

さらに「これ以上、この問題が反日問題へと広がらないよう自制を求め、一日も早く民間・与野党の国会および政府が参加するタスクフォースを立ち上げ、韓日両国が共同調査を実施するよう力を合わせるべきだ」と提案した。

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