首都高で7台事故3人死亡、埼玉 容疑者の男逮捕「意識なかった」

首都高速道路池袋線下り線で起きた事故で、荷台部分が大破して焼け焦げたトラック(左下)=14日午前9時49分、埼玉県戸田市(共同通信社ヘリから)

 14日午前7時35分ごろ、埼玉県戸田市笹目5丁目の首都高速道路池袋線下り線でトラック4台と乗用車3台が絡む事故があった。警視庁高速隊によると、乗用車3台の計3人の死亡が現場で確認された。この3台が炎上するなどしており、車内に取り残されたとみられる。警視庁は自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いでトラックを運転していた会社員降籏紗京容疑者(28)=相模原市=を現行犯逮捕した。

 捜査関係者によると、容疑者は「ぶつかった時は意識がなかった」と話している。当時現場は渋滞し、最初に容疑者が運転するトラックが追突したとみられ、詳しい状況を調べている。容疑者とは別のトラック2台に乗っていた2人が軽傷を負い、病院に搬送された。

 現場は美女木ジャンクション付近の2車線。トラック4台のうち2台が衝突した状態で止まり、1台はフロントガラスが割れ、荷台部分が大破して焼け焦げた跡があった。近くには車体のフレームがひしゃげ、焼けた乗用車が止まっていた。消防車や救急車が駆け付け、警視庁の捜査員が現場を確認していた。

トラック4台と乗用車3台が絡む事故があった首都高速道路池袋線下り線=14日午前9時49分、埼玉県戸田市(共同通信社ヘリから)
トラック4台と乗用車3台が絡む事故があった首都高速道路池袋線下り線=14日午前9時49分、埼玉県戸田市(共同通信社ヘリから)
警察車両の赤色灯

© 一般社団法人共同通信社