【宿根草ガーデニング】手間いらずで美しい宿根草<おすすめ7選>初夏の庭に、いますぐ迎えたい!

<知っていますか?>宿根草・多年草・一年草の違いとは?

宿根草とは、開花が終わると地上部が枯れて休眠する植物のことです。

休眠後は再び開花するため、翌年以降も花が楽しめます。そのため植え替えの必要がなく、栽培に比較的手間がかからないのが特徴です。

そこで今回は手間いらずの宿根草について参考価格などの情報とともに紹介します。記事最後では「宿根草・多年草・一年草の違い」についても整理します。さっそくみていきましょう。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する「手間いらずの宿根草」

【写真1枚目/全9枚】花火のようにゴージャスな花をつける「アガパンサス」など、2枚目以降の写真で紹介します!今すぐ庭に迎えたくなる宿根草の美しい花
  • エキナセア
  • ギボウシ
  • アスチルベ
  • モナルダ
  • ヘリオプシス
  • ミヤコワスレ
  • アガパンサス

お気に入りの花を見つけて、初夏のガーデンに迎えてみませんか?次で一つ一つ見ていきましょう!

手間いらずで美しい宿根草

エキナセア

傘のように垂れた花弁。個性的なフォルムが楽しい「エキナセア」
  • 学名:Echinacea
  • 分類:キク科 ムラサキバレンギク属(エキナセア属)
  • 開花期:6月下旬~8月ごろ

エキナセアはユニークな花の形が楽しめる宿根草。中心部がイガグリのように盛り上がり、花弁が傘のように下垂しているのが特徴です。

八重咲きの品種は豪華な印象で、夏ガーデンを美しく彩ります。夏の暑さにも強いでしょう。「パリダ」は、細く垂れ下がった花弁がとくに個性的な人気品種です。

※参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)

ギボウシ

定番リーフプランツ「ホスタ」は、シェードガーデン(日陰の庭)にもピッタリ
  • 学名:Hosta
  • 科名・ 属名:キジカクシ科ギボウシ属
  • 開花時期:7月~8月

定番のリーフプランツといえば、ギボウシを挙げる方もいらっしゃるかもしれません。シェードガーデンにもおすすめの宿根草で、夏には開花も楽しめます。斑入りの品種を選ぶと、日陰の庭も明るい雰囲気になるでしょう。

幅広の葉は印象に残りやすい分、枯れてしまった後のスペースが寂しくなりがちです。鉢植えの一年草などを置いたりすると、寂しさも回避することができます。

※参考価格:300〜1000円前後(3号ポット苗)

アスチルベ

ふわふわした花穂が優しい「アスチルベ」は、雨にも負けず美しく咲く
  • 学名:Astilbe
  • 科名・属名:ユキノシタ科 / チダケサシ属
  • 開花時期:5月~7月ごろ

ふんわりとした花穂がオシャレなアスチルベは、梅雨時期に開花する宿根草です。ホワイトやピンクの花穂は切り花でも楽しむことができ、ドライフラワーにもぴったりです。

寒さや暑さに強い、丈夫な植物ですが、近年の極端な高温下では葉が痛む可能性があります。盛夏は涼しい場所に移動するなどして暑さ対策が必要です。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

モナルダ

燃え上がる松明のような真紅の「モナルダ」が、夏ガーデンを華やかに彩る!
  • 学名:Monarda
  • 科名・属名:シソ科ヤグルマハッカ属
  • 開花期:6月~9月ごろ

モナルダは、燃え上がる松明のような花姿が美しい宿根草です。ピンクやパープル、ホワイトなどの花色がありますが、おすすめはレッドです。ユニークな花姿と相まった情熱的なカラーが夏ガーデンを明るく彩るでしょう。

環境が合うと、生育範囲が広がる可能性があります。増やしたくない場合は掘り上げて、必要な分だけ植えるなどの管理が必要です。

※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

初夏の庭に、いますぐ迎えたい!ナチュラル宿根草

ヘリオプシス

小さなヒマワリのような花が可愛らしい「ヘリオプシス」
  • 学名:Heliopsis
  • 科名・属名:キク科キクイモモドキ属

夏ガーデンにぴったりのイエローの花がオシャレなヘリオプシス。小さなヒマワリのような花が印象的で、切り花にもおすすめの宿根草です。

環境を選ばず、梅雨時期から秋まで長く開花するため、初心者も育てやすい植物です。

参考価格:500~900円前後(3号ポット苗)

ミヤコワスレ

楚々とした雰囲気が美しい「ミヤコワスレ」
  • 学名:Miyamayomena
  • 科名・属名:キク科ミヤマヨメナ属

ミヤコワスレは楚々とした雰囲気が美しい宿根草です。春から梅雨時期まで開花し、ガーデンの足元を美しく彩ります。

基本的には日当たりのよいところで育てますが、夏の暑さは苦手です。夏は日陰になる涼しい場所で、多湿に気をつけて管理しましょう。

※参考価格:300~700円前後(3号ポット苗)

アガパンサス

花火のようなボリューミーな花を咲かせる「アガパンサス」
  • 学名:Agapanthus
  • 科名・属名:ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属
  • 開花時期:5月~8月ごろ

アガパンサスはスッと伸びた茎の先に、花火のような花を咲かせる宿根草です。パープルやホワイトの花はとても涼やかで、初夏のガーデンにもおすすめです。

草丈が高く、細長い葉もよく茂るので、ガーデンでもよく目立ちます。矮性種もあるので、コンパクトガーデンにはこちらがおすすめです。

※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗)

まとめにかえて

今回は手間いらずの宿根草について紹介しました。

宿根草は開花が終わると、やがて地上部が枯れて無くなります。一年中花が絶えないガーデンにするには、一緒に植える植物について、計画を立てておくとよいでしょう。

早春から咲く球根植物などを組み合わせて植えておくと、冬の間も開花が楽しめます。さまざまな工夫をしながら、ガーデニングを楽しんでくださいね。

【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

宿根草・多年草・一年草の違いとは?

最初に、多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物

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