新作はヤマトタケル題材 亀山ミュージカル11月公演 主演の光海さんらPR 三重

【亀山ミュージカル制作記者発表会で(右から)小嶋さん、芽映さん、光海さん、岸理事長、櫻井市長=亀山市東御幸町の市文化会館で】

 【亀山】三重県の亀山市地域社会振興会(岸英毅理事長)は12日、同市東御幸町の市文化会館で、今年11月17日に催す元宝塚歌劇団のプロと市民が参加する「亀山ミュージカル・まほろばの夢」(同振興会主催)の制作記者発表会を同館で開いた。

 同公演の脚本・演出・総合監督を手がける、市文化大使でケーアイイープロモーション(東京都)社長の小嶋希恵さんと主演の元宝塚歌劇団宙組の光海あきほさん、ヒロイン役の同宙組、芽映はるかさんが出席した。

 小嶋さんが手がける「亀山ミュージカル」は、初回公演から今年で20年目を迎える。これまで、元宝塚歌劇団員や元劇団四季のプロを招き、平成16年の初回公演では、汀夏子さんが主演を務めた。

 小嶋さんは「今年の演目は、亀山にゆかりのあるヤマトタケルの「倭(やまと)は国のまほろば」で始まる辞世の句から『まほろばの夢』とした」とし、「ヤマトタケルとその妃、オトタチバナヒメとの愛を中心に、ヤマトタケルが夢を追い、何を求めていたのかを、歌とダンスを交えて、華やかなミュージカル仕立てにする」と新作について語った。

 主演を務める光海さんは「亀山ミュージカルには、平成24年度の公演『遙かなる時代をこえて』で出演した。亀山の皆さんとまた一緒にできることに、いまからわくわくしている」と述べた。

 発表会に同席した櫻井義之市長は「市は、今年1年を『かめやま文化年』と位置付け、亀山ミュージカルも文化年関連事業としている」とし、「20年の歩みは、総合芸術として着実に定着しつつある。本公演を楽しみにしている」と話した。

 一般公募は、同日から6月10日まで。市内外の3歳以上男女問わず。同館所定の申込書で提出。6月30日にオーディションを予定している。問い合わせは同館=電話0595(82)7111=へ。

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