三交グループ感謝祭にぎわう 80周年記念、バスにお絵描きや綱引き 三重・津

【参加者でにぎわう三重交通グループ感謝祭=津市あのつ台の三重交通中勢営業所で】

 【津】三重交通グループホールディングス(津市中央、竹谷賢一社長)は12日、今年2月に迎えた同社の80周年を記念した「三重交通グループ感謝祭」を津市あのつ台の三重交通中勢営業所で開き、約2700人が来場した。

 会場では昭和41~平成4年まで使用されたボンネットバスや、運行中の連接バス「神都ライナー」、「ミジュマル電気バス」といったバスの展示のほか、電光掲示板や座席シート、路線図などバス廃品の抽選販売も行われ、多くの参加者で賑わった。

 また、バスへのお絵描きや運転士・バスガイドへのなりきりなど、子どもらに向けたイベントも開催。バスとの綱引き体験では子どもたちが力いっぱい綱を引くと重さ約10トンのバスが動き出し歓声が上がるなど盛り上がりを見せ、参加者らはバスや運転士・バスガイドなどの魅力に触れた。

 津市から家族と参加し、綱引きを体験した高倉一貴くん(7つ)は「バスはすごく重たかった。楽しかった」と笑顔で感想。同社の南草成教グループ80周年記念行事担当は「皆さまのおかげで80周年を迎えることができた。本日もたくさんの方にお越しいただけてありがたい。今後も地域の発展に貢献していければ」と話した。

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