計57万円分の詐欺被害 鈴鹿の男性2人、PCウイルス対策名目 三重

 【鈴鹿】三重県警鈴鹿署は12日、鈴鹿市内の60代男性2人が、それぞれパソコンのウイルス対策を名目に計57万円分の電子マネーをだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、男性らのうち1人は11日午後7時半ごろ、自宅でパソコンが動かなくなり、画面に表示された番号に電話すると、男に「ウイルスに感染している」などと言われた。

 男の指示通り、市内のコンビニで電子マネーを購入。この電子マネーを利用するための番号を男に伝えた。その後、男から「番号に誤りがある」と言われ、再び電子マネーを購入した。

 もう1人の男性も11日午後、同様の手口で9万円分の電子マネーをだまし取られた。2人とも複数回にわたる要求を不審に思い、家族に相談するなどして被害が発覚した。

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