バッカニアーズとウィンフィールドJr.が4年131億円の契約に合意

タンパベイ・バッカニアーズのアントワーヌ・ウィンフィールドJr.とカンザスシティ・チーフスのタイリーク・ヒル【AP Photo/Chris O'Meara】

セーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr. がタンパベイ・バッカニアーズでスターの座にのし上がり、巨額の年俸を手にすることになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地13日(月)に報じたところによると、ウィンフィールドがバッカニアーズと8,410万ドル(約131億3,717万円)の4年契約に合意したという。その後、バッカニアーズも正式にこの契約を発表している。

この契約には保証金4,500万ドル(約70億3,199万円)が含まれており、ウィンフィールドはNFLで最も高給取りのディフェンシブバック(DB)となり、セーフティのポジションの選手がそのタイトルを得るのはリーグ史上初となる。

ウィンフィールドは間違いなく、この契約に値する選手だ。プロボウルに1回(2021年)選ばれつつも、オールプロの栄誉をずっと逃してきたウィンフィールドだったが、2023年にはついにオールプロに選出されており、その過程で守備部門年間最優秀選手賞の票も集めていた。

2023年シーズンに全17試合に先発したウィンフィールドは、キャリア最高のファンブルフォース6回——そのうち2回はタッチダウンを阻止——をマーク。さらにタックル122回、サック6回、インターセプト3回、パスディフェンス12回と、すべてキャリアベストを更新した。

バッカニアーズのセカンダリーの顔ぶれが変わる中、ウィンフィールドは常にチームに安定したパフォーマンスを提供し、バッカニアーズが試合を有利に進めることが多くあった。3月上旬にバッカニアーズからフランチャイズタグをつけられたウィンフィールドは、月曜日に長期契約に合意した最新のタグ選手となった。これにより、シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズが2024年に複数年の契約延長のない唯一のタグ指定選手となっている。

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