米主要シェール産地、6月原油生産量が半年ぶり高水準に=EIA

[13日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が13日発表した報告書によると、主要シェール産地における6月の原油生産量は日量985万バレルと、昨年12月以来半年ぶりの高水準に達すると予想されている。

テキサス州西部からニューメキシコ州にまたがる最大産地のパーミアン盆地は、1万7970バレル増の619万バレルとなる見通し。テキサス州南東部のイーグルフォード地区は111万バレル、バッケン地区は131万バレルにそれぞれ増加する。

背景にあるのは生産性の改善で、パーミアン盆地の場合、6月の新規掘削リグ1台当たりの生産量は5月の1386バレルから1400バレルに上昇し、月間ベースでは2021年11月以来の高さになる見込みだ。

一方で6月の主要シェール産地の天然ガス生産量は日量992億立方フィートと5カ月ぶりの低水準に落ち込む。

2月と3月に天然ガス価格が3年半ぶりの安値に沈んだ後、掘削活動が鈍っていることから、今年は天然ガス生産量が減少するとみられている。

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