太陽フレアの影響か 福島県下郷町・観音沼でオーロラ?撮影 喜多方市の高橋さん

観音沼と太陽フレアが原因とみられるオーロラのような現象=11日午後8時30分ごろ。光の筋は国際宇宙ステーション(30秒露光、7枚の画像を合成)

 太陽フレアの影響とみられるオーロラのような現象が11日夜、福島県内でも撮影された。喜多方市の元高校教諭高橋善樹さん(67)は下郷町の観音沼で撮影した。

 高橋さんは星空と国際宇宙ステーションを撮影するため、カメラを北向きに設置し、長時間露光で撮影した。オーロラのような現象は肉眼で確認できなかったものの、帰宅後に画像を確認すると美しい光が写っていたという。「ニュースなどで報道されていたが、まさか自分の写真にも写っているとは。とても驚いた」と話している。

 田村市の星の村天文台の大野裕明台長(75)は「大規模な太陽フレアは11年周期で発生する。今回は北の空の比較的低い緯度で確認できたとみられる」と話している。

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