今永昇太、113年間でカブス史上最高の快記録 開幕から8試合の防御率0.96…両リーグ唯一0点台

ブレーブス戦に先発登板したカブスの今永昇太【写真:ロイター】

自責点が公式記録になった1912年以降で最良の防御率

米大リーグ、カブスの今永昇太投手は13日(日本時間14日)、敵地アトランタで行われたブレーブス戦に先発登板し5回を被安打7本、8奪三振で無失点。再び防御率を0点台(0.96)に下げ降板した。勝敗はつかなかった。デビューからの8試合で先発投手が残した防御率としては、1912年に自責点が公式記録となって以来カブス史上最高だと米国の記者が指摘するなど、記録ラッシュとなっている。

今永は今季8試合目の先発で、ナ・リーグ東地区でフィリーズと首位争いを続けるブレーブスとの対戦は初めて。初回先頭のアクーニャJr.を四球で出塁させるも、1死後けん制で刺し難を逃れた。2回を除き毎回走者を背負ったものの、決定打を許さずスコアボードにゼロを並べた。5回にもこの試合2つ目のけん制を成功させ、技術の高さを見せた。

開幕から防御率0点台を続けてきたが、7日(同8日)のパドレス戦で自身初めての8回のマウンドに立ったとたん2失点。7回0/3を2失点で1.08へと“悪化”させていた。この日4回を投げ終えたところで再び0点台の0.99とし、最後は0.96にまで下げた。

MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)で「シーズン開幕から最初の8先発で最も低いカブス投手の防御率、ナ・リーグで自責が公式記録になってから(1912年)」という記録を紹介1918年のフィル・ダグラス(0.95)がトップで、今永は2位だとした。

THE ANSWER編集部

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