来年には南鳥島でレアアース採掘スタート?!元外務大臣政務官・自民党黄川田仁志議員が「麻生トランプ会談の裏側」を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年5月8日に公開された動画ではゲストに自由民主党・黄川田仁志衆院議員をお招きし、日本の海洋資源開発の現状と議員外交の裏側について語っていただきました。

脱中国依存なるか?!日本のレアアース開発の未来とは?!

【このトピックのポイント

  • 海は厄介ごとだった?海洋開発が遅れた原因とこれからの可能性を語る!
  • 岸田総理訪米直後の、麻生トランプ会談でも日米外交は大丈夫?!
  • 結構自由な議員外交?!本音でグイグイ意見交換も

黄川田氏のプロフィールは以下の通りです。

1970年東京生まれの黄川田氏は、大学生時代にスキューバダイビングをはじめ、卒業後は米国メリーランド大学大学院で海洋環境科学を専攻し修了しました。

サラリーマン時代には、国連環境計画の仕事に従事。日本とロシア、中国、韓国で日本海を含む日本周辺の海の環境を守るプロジェクトに関わり「もっと日本は、海の政策を一生懸命にやるべきだ」と感じたのが政治の道に進むきっかけでした。

「真の海洋国家の日本をつくろう」と、国会議員を志して松下政経塾に入塾。

2012年に初当選してから、4期連続当選をされています。

2期目の2015年には、外務大臣政務官に就任。2016年には、G7伊勢志摩サミットにも関わり、オバマ大統領の広島訪問にも立ち会いました。オバマ大統領に「(今回の広島訪問は)非常に大きな歴史的な意味があり、よく決断してくれました。ありがとうございました」と挨拶をして握手をしたのは「自分の政治人生の中で非常に意味のあったこと」と振り返ります。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして黄川田氏に回答していただきました。

日本の海洋開発の未来とは?!

政府は、海洋資源の開発を強化するために、今後5年間に取り組む政策をまとめた重点戦略を決定しました。

MC伊藤由佳莉「日本は、海洋資源の開発をどれくらいの期間行ってきたのでしょうか?」

黄川田氏「歴史は浅いです」

日本の海洋資源開発は、2007年に海洋基本法が初めて施行されてから徐々に行ってきた経過があり、まだ10数年ほど。レアアースの採掘や天然ガスの開発など重点戦略を作り、海洋開発に可能性を生み出していこうと、省庁横断的に取り組んでいると黄川田氏は解説しました。

「『省庁の縦割り』という言葉がありますが、海の場合は逆。誰も責任を持てなくて『これは俺の仕事じゃない』という世界だった」と、黄川田氏は開発が遅れた原因について見解を述べました。

また、海に関しては「調整が大変」と黄川田氏。

国内では「伝統的には海を使っているのは漁業関係者」であり、この場所に洋上風力発電を作りたいと言えば、「ここは魚を採る場所だからやらないで」と言わることも。

国外では日本海側は中国、韓国、ロシアとも接していて、「色々な形で外国との摩擦の場所」であり、安全保障の難しさもあると黄川田氏は解説しました。

MC伊藤「海洋資源については、今後どのような可能性があるのでしょうか」

黄川田氏は「レアアース」採掘の可能性について述べました。

レアアースは、これからの最先端技術に欠かせない物質ですが、日本は輸入に頼っています。

黄川田氏「中国に意地悪されて(レアアースの輸出を)止められたこともありますよね」

現在、南鳥島の水深6000メートルの場所で、レアアースを含む泥が発見され、採掘する計画が進行中。海中で採れるレアアースは放射能を含まないという利点があり、コスト面や環境問題に優れていて「陸上のレアアースと競争ができる可能性もある」と語りました。

黄川田氏「来年には、6000メートル下からシューと上がる実験ができると思います」

MC伊藤「ご選出は埼玉3区。まさに、海なし県から海洋政策を叫んでいらっしゃると」

黄川田氏「日本にいたら、誰しもが海の恩恵を得られる。寿司や魚だけじゃなくて、これからは海洋資源の可能性があり、そこを一生懸命にやると国民を豊かにすることができますから」と力強く語っていました。

本音でぶつかり合う議員外交!

11月のアメリカ大統領選は、バイデン大統領とトランプ前大統領が候補者になっています。

4月24日には、麻生副総裁がアメリカでトランプ元大統領と会談をしました。

MC伊藤「今の段階からトランプ氏と接触を図るのは日本にとってメリットがあるのでしょうか?」

黄川田氏「もちろんあります。さすが、麻生副総裁」

議員外交は結構重要であり「非公式に議員独自でパイプをつなぐのは、非常に大事だ」と語ります。

MC伊藤は、今回の麻生氏とトランプ氏の会談は、もしバイデン氏が続投になった場合に、日米関係に影響はないのかと質問しました。

今回の麻生氏のトランプ氏との会談は「あくまで議員外交として、(麻生氏)ご自身の判断で会いに言ったというのが政府の見解」であり、「(日本)政府はあくまでもバイデン大統領を見ていますよ。というスタンスだから問題はない」と解説しました。

議員が海外に行き外交するだけではなく、黄川田氏が外務委員長を務めていた時は、外国の国会議員が訪ねてきたそうです。

外務省など政府を背負っていると答弁ラインがあり、政府の方針の枠の中で注意しながら話す必要があります。

一方で、議員外交は「自分はこう思うとか、これはどうなんだ」と自由に発言をしていたと黄川田氏は振り返ります。

イランの国会議員と話をした時は「ロシアにドローンを送ってるんじゃないの?やめた方がいいよ」とか、「ハマスが、テロとかでこれ以上エスカレートしないようにしてほしい」などと話したというエピソードも披露。

MC伊藤が「結構、率直に言うんですね」と驚くと「相手もスゴイですよ。アメリカの悪口を散々言って帰った」と黄川田氏。「本当に奥の奥まで突っ込んで話ができる。向こうもグイグイ来る」こともあり、「議員外交はエキサイティング」と語っていました。

動画本編はこちら!

議員外交って意味あるの?!元外務大臣政務官が議員外交の意義を徹底解説!

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