ヘッジファンド、過去5カ月の最速ペースで株式売却=ゴールドマン

Nell Mackenzie

[ロンドン 13日 ロイター] - ゴールドマン・サックスの顧客向け資料によると、ヘッジファンドは10日までの1週間、過去5カ月間で最速のペースで個別株式を売却した。今週発表される米消費者物価指数(CPI)により、米連邦準備理事会(FRB)の次の一手と短期的な市場の方向性が決まるとみられる中での動き。

世界全体の株式を扱うファンドは、過去4週間で初めて売りが買いを上回った。

ヘッジファンドは欧州とアジアの先進国市場で売りに重点を置いた一方、北米とアジアの新興国市場は買いが優勢だった。中国株は3週連続で買い越しとなった。

セクター別では、売りの中心は高級品や自動車を含む一般消費財銘柄で、欧州と北米で最も売り越しが大きいセクターとなった。次に売り越しが大きかったのはテクノロジー株と金融株。半面、エネルギー株や不動産株、公益株は買われた。

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