SIEの新経営体制が発表―西野秀明氏がプラットフォームビジネスグループCEO、ハーマン・ハルスト氏がスタジオビジネスグループCEOに就任

ソニーグループおよびソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、SIEの新しい経営体制を発表した。

2024年6月1日付で、西野秀明氏がSIEプラットフォームビジネスグループCEOに、ハーマン・ハルスト氏がSIEスタジオビジネスグループのCEOに就任。現在SIEの暫定CEOを務める十時裕樹氏は、ソニーグループ社長COO兼CFOの職務に加え、SIEの会長を務める。西野氏とハルストしは十時氏にレポートし、各ビジネスの強化およびSIEのシナジーの最大化に向け緊密に連携し取り組んでいくとのことだ。

西野氏は現在、SIEのプラットフォームエクスペリエンスグループ担当SVPとして、プレイステーションの製品やサービスの開発を担うチームを率いている。同グループはPS5の数々の革新やPS VR2の圧倒的な没入感などを通じてゲーム体験の可能性を広げ、またPlayStation Networkを通じて数多くのユーザーをつないでいる。

新たに就任するプラットフォームビジネスグループのCEOとして、西野氏は引き続き技術、製品、サービス、プラットフォームエクスペリエンスの領域をリードしていく。加えて、サードパーティのパブリッシャー・デベロッパー対応、およびハードウェア、サービス、周辺機器の販売・マーケティングを含むビジネスオペレーションも担当する。

ハルスト氏は現在、SIE PlayStation StudiosのSVP・統括責任者として、プレイステーションのコンソールやPCを含む多様なデバイスに向けたコンテンツの開発を率いるとともに、ゲームIPを映画やテレビドラマの映像コンテンツとして展開するPlayStation Productionsの取り組みも担当している。

PlayStation Productionsは、数々の賞に輝く人気の高いゲームをテレビドラマ化しエミー賞を受賞した「The Last of Us」をはじめ、複数のゲームIPの映像コンテンツ化を進行。新たに就任するスタジオビジネスグループCEOとして、ハルスト氏はSIEのファーストパーティコンテンツの開発、パブリッシング、事業運営の責任を担う。

以下、発表情報をもとに掲載しています

■SIE暫定CEO、ソニーグループ社長COO兼CFO十時裕樹のコメント

SIEの事業はダイナミックに拡大しており、コンテンツとテクノロジーの融合を通じて、素晴らしいエンタテインメント体験を創出しています。

二人のリーダーがそれぞれ明確な役割を担い、プレイステーションの既存ユーザーのエンゲージメントを強化するとともに、その体験を新たな層にも広げていくという戦略的な方向性をさらに推し進めてくれることを確信しています。

■SIEプラットフォームエクスペリエンスグループSVP 西野秀明のコメント

私たちは今後も世界水準の製品、サービス、技術を通じてユーザーの皆様と多くのクリエイターとを結びつける存在であり続けます。またこれからも、SIEのすべての領域におけるイノベーションを通じて、私たちのコミュニティを成長させるべく努力を続けていきます。

この度、ハーマンとともに重要な役割に任命されたことを、大変光栄に感じています。拡大を続けるユーザーの皆様にとって素晴らしい体験を今後も創出していくことができるよう、密に連携し取り組んでまいります。

■SIE PlayStation Studios SVP・統括責任者 ハーマン・ハルストのコメント

スタジオビジネスグループを牽引する役割を担えること、そしてPS5の成功をさらに大きなものとしつつ、また未来に向けた取り組みを進めていけることを喜ばしく感じています。

ビデオゲーム業界はエンタテインメント産業の中でも最大のジャンルの一つであり、コンテンツとテクノロジーの融合によって進化してきました。今後も、ゲームプレイやエンタテインメントの可能性を広げていくことを楽しみにしています。

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