佐野晶哉 練習ゼロのほぼアドリブで挑んだドラム演奏シーン 「明日を綴る写真館」場面写真

2024年6月7日より劇場公開される、あるた梨沙による同名漫画を原作とした映画「明日を綴る写真館」から、佐野晶哉演じるカメラマン・太一がドラムを演奏する姿を捉えた、場面写真が公開された。

5月15日にCDデビューを控える「Aぇ! group」でもドラムを担当している佐野晶哉。公開された場面写真では、母の冴絵(黒木瞳)の勤める結婚式場で、ドラムを演奏する姿が収められている。このシーンは台本にはなく、秋山純監督から撮影1週間前に提案された演出だったという。細かい指示やセリフはなく、佐野も「練習は何もしなかったです。ドラムがすごく上手だったら五十嵐太一としておかしいだろうと思って、練習ゼロで行きました。太一はドラムを触るのが久しぶりだろうと思い、それぐらいの軽い感じでいきました」と、アドリブに近い形で撮影されたことを明かしている。

そんなドラム演奏と演技に応えるように、主演の平泉成によるアドリブ演技も飛び出したという。その平泉は、「佐野君は伸びやか。ダンスも音楽も、芝居もできる。その先にまだ何があるのかわかりませんけど、素晴らしいものを沢山もっている」と、58歳年下の後輩俳優に称賛の言葉を送っている。

「明日を綴る写真館」は、さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島の物語。彼の写真に心を奪われた気鋭のカメラマン・太一は、華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。

平泉成が鮫島を演じ、「Aぇ! group」の佐野晶哉が太一役を務める。企画・プロデュース・監督は、平泉と佐野も出演した映画「20歳のソウル」でメガホンを取った秋山純が務める。

【作品情報】
明日を綴る写真館
2024年6月7日(金)全国公開
配給:アスミック・エース
©2024「明日を綴る写真館」製作委員会 ©あるた梨沙/KADOKAWA

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