空港の地上業務、相互に 全日空と日航、様子公開

「ANA」のビブスを着て、日航機のマーシャリング作業をする相互承認を受けたスタッフ=14日午前、仙台空港

 空港の地上業務「グランドハンドリング」について、全日本空輸と日本航空が作業資格の相互承認を始め、仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)で14日、様子を初公開した。

 この日は、空港に到着した航空機を誘導する「マーシャリング」の作業があり、相互承認を受けたスタッフが担当。背中に「ANA」の文字が入ったビブスを着て、着陸した日航機に向かって棒を振り、所定の位置までゆっくり誘導した。これに先立ち、全日空の資格のみ持つスタッフが日航の業務の資格を得るための座学講習もあった。

 両社は人手不足への対応策として4月1日から、グランドハンドリングの委託先事業者が国内10空港で相互承認を始めた。

日航の「グランドハンドリング」の作業資格を得るため、座学講習を受ける全日空の資格のみを持つスタッフ(奥)=14日午前、仙台空港
「JAL」のビブスを着て、全日空機のマーシャリング作業をする相互承認を受けたスタッフ=14日午前、仙台空港

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