【東小金井・武蔵小金井】新緑の季節にお勧め 静寂が心地よい「美術の森緑地」

緑が眩しい新緑の季節になりました。この季節にふさわしい散策スポットをご紹介します。小金井市の「美術の森緑地」です。

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

小金井市の美術の森緑地は、JR武蔵小金井駅より南東におよそ15分、JR東小金井駅からは南西に20分ほど歩いたところにあります。小金井市立はけの森美術館の裏手にある、自然豊かな場所です。

竹林に覆われた小径

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

入り口の門をくぐると、深い森へと導くような長い階段が見えて来ました。小径の周りは竹林と雑木林が続いています。

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

静寂が心地よい空間が広がります。思わず深呼吸して新鮮な空気を吸い込みます。

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

美術の森緑地は、洋画家・中村研一が晩年暮らした場所です。旧宅と茶室は国の登録有形文化財に指定されています。中村研一が自宅として暮らしていた建物は、土曜・日曜・祝日営業のカフェとして利用されています。

都の名湧水57選に選ばれた湧水の池

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

中庭には湧水の池がありました。東京都名湧水57選に選ばれた湧水です。水面に映る緑が美しく輝いていました。

小説「武蔵野夫人」の舞台になった場所

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

ここは、作家・大岡昇平の小説「武蔵野夫人」の舞台となった場所として知られています。昔ながらの武蔵野の風景が広がる森の中で、今から70年以上も前に書かれた小説の情景に、タイムスリップしたかのような気持ちになりました。

出典:リビングむさしのWeb

森の中ではたくさんの種類の動植物が見られます。竹林の小径の先で、こちらを見ている動物と目が合いました。それはなんと…たぬきでした。写真に収めようと慌ててカメラを向けましたが、残念ながら逃げられてしまいました。

出典:リビングむさしのWeb
出典:リビングむさしのWeb

美術の森緑地を出るとすぐに「はけの小路」と呼ばれる、せせらぎ沿いの道があります。

森の外にも趣のある散歩道が続いていました。

出典:リビングむさしのWeb

豊かな緑と水に恵まれた美術の森緑地。この辺り一帯は国分寺崖線(はけ)と呼ばれる、武蔵野の特色ある地形を味わえる場所でもあります。静寂が心地よい森の中で心をリフレッシュしませんか。新緑の季節にお勧めの散策スポットです。

◆美術の森緑地◆

東京都小金井市中町1-11-25

JR武蔵小金井駅より徒歩およそ15分 JR東小金井駅より徒歩およそ20分

入園無料 月曜休園

午前10時から午後5時(4月~10月)

午前10時から午後4時(11月~3月)

© 株式会社サンケイリビング新聞社