トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は「サポーターの99パーセントが我々の勝利を望んでいないだろう」としたうえで、「私が好むのは成功を収めること」と意気込みを述べた。イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
トッテナムは、プレミアリーグ優勝を争うマンチェスター・シティと対戦する。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得するためにも負けられない試合だが、一部のトッテナムサポーターにとってはこの試合に勝利すると“宿敵”アーセナルの優勝をサポートしてしまうため、この試合に敗れることを望んでいるという。
ポステコグルー監督は、そういった一部のサポーターの声に対して「理解できない」と勝利への姿勢を崩さなかった。同監督はこう語った。
「SNSを眺めれば、サポーターの99パーセントが我々の勝利を望んでいないだろう。だが、それが自分の世界だと思わないで欲しい。もっと大きな世界がある。もに、それが自分にとっての世界だと信じるなら、カウンセリングを受けるべきだ」
「ライバル関係は理解できるが、そういう考えは理解できない。スポーツとはそういうものではない。私が愛するスポーツとは、そういうものではないんだ。私がなによりも好むのは競争心であり、自分自身に挑戦して勝利することであり、成功を収めることだ」
昨季までセルティックを率いていたポステコグルー監督は、レンジャーズとのライバル関係を経験しており、アーセナルとのライバル関係について理解を示した。しかし、あえて敗北を望む考えについては「理解できない」と一蹴した。
優勝争いにおいて重要となるトッテナムとマンチェスター・シティの試合は、日本時間5月15日の午前4時に開始される予定だ。