【MLB】「三冠王の可能性」大谷翔平の“スタッツ”を米アナリストが分析 「野球界最高の栄誉のひとつに加わるペース」

ドジャース大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地でのジャイアンツ戦に「2番DH」で先発出場。

前日のパドレス戦には、腰の張りのため欠場した大谷だが、その影響を感じさせない打撃を見ることはできるか。

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■リーグ三冠達成は15%、メジャー3部門達成は5%と予想

地元紙『ニューヨーク・ポスト』電子版のスポーツ統計アナリストであるニール・グリーンバーグ記者は「ドジャースのスター選手は、野球界最高の栄誉の一つに加わるペースを確立している」と、大谷の三冠達成の可能性について記事を投稿。

三冠達成(打率、本塁打、打点でリーグトップ)は、「野球界のエリートだけが獲得出来る偉業」であり、近年では2012年にミゲル・カブレラ氏が45年ぶりに達成して以来ない記録されていない。そんな偉業に、大谷が「その仲間入りを果たすチャンスがある」と報道した。

大谷は昨日時点で打率.352でナ・リーグ2位、11本塁打で4位タイ、27打点で7位タイを記録。ダン・シンボルスキー氏のZiPS予測システムの最新推定では、今季シーズンの成績を打率.298(ナ・リーグ8位タイ)、40本塁打(ナ・リーグ1位)、116打点(ナ・リーグ1位)と予想しており、それらを踏まえて、シンボルスキー氏はオオタニがナ・リーグ三冠を獲得する可能性を15%、メジャー3部門すべてで首位に立つ可能性を5%と予想しているとした。

■印象的な偉業達成の可能性も……

一方で、「(三冠の内、2つである)打率と打点は時代遅れだ」と指摘。その上で、「注目すべき点は次の通りだ:オオタニは、出塁率 (.463)、長打率 (.705)、および総塁打 (103) でナショナル・リーグでトップまたは2位だ」と外的要因に左右されない、大谷の貢献度を高く評価した。

グリーンバーグ記者によると、大谷がシーズンを通じてこのまま成績が残せた場合「オオタニは歴代トップ50に入る打撃成績でシーズンを終えることになる」とし、「21世紀ではバリー・ボンズ(2001年から2004年)とアーロン・ジャッジ(2022年)に次ぐ6番目の成績となる」と三冠達成ならずとも、印象的な偉業となるだろうと予想した。

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