【佐野】くずうフェスタ2024」が11日、葛生東1丁目の葛の里壱番館などを会場に開かれ、あくと町の秋山川河川敷では新型コロナウイルス禍や雨天の影響で中止となっていた花火大会が5年ぶりに復活した。
同フェスタは、石灰や砕石業者などで組織する葛生産業協会を中心とする実行委員会が、地域住民に感謝を伝える場として毎年開催している。花火大会は「関東一早い花火大会」と銘打ち、今年で43回を数える。
午後7時すぎ、スターマインを皮切りに約8千発が歓声に包まれながら次々と初夏の夜空を彩った。約4万人が来場し、露店で買った焼きそばやりんごあめを片手に、花火を見上げた。
毎年親子で花火を見に来ていたという葛生義務教育学校5年高橋柚稀(たかはしゆずき)さん(10)は「久しぶりに見られて良かった。ヒューと打ち上がった花火がきれいだった」と笑顔を見せた。
日中は先着200食の「ふるまい蕎麦(そば)」や東武鉄道の制服着用体験などが行われた。福引き大会には多くの来場者が列を作った。